相談室ってどんな場所?(生徒用)

暁中学校・高等学校へのご入学おめでとうございます。これからの学校生活の中で、みなさんはさまざまな経験をすることになります。うれしいことや楽しいことばかりだとよいのですが、時には、つらいことや悲しいことにも直面することがあると思います。

みなさんが学校生活の中で、生活面や学習面について困ったり悩んだりした時に、まず相談に乗ってくださるのは担任の先生です。また学年の先生や授業を担当してもらっている先生方、養護の先生、そして時には友達や先輩がアドバイスをしてくれることもあります。

でも、それでも解決できなかったり、解決はしたものの納得がいかなかったりすることや、「こんなこと相談出来ない・・・」というような悩みを抱え込んでしまうこともあるでしょう。そんな時に、相談室を利用してほしいのです。

ひとりで悩んでいては、問題解決の糸口さえもつかめず、ますます悩みは深刻になるばかりです。話を聞いてもらうだけで、人間はずいぶん気が楽になるものです。どんな小さな相談にも真剣に対応し、もちろん、個人の秘密は厳守されます(誰にも話しません)。

今までの利用状況をみると「勉強の仕方がわからない」「親子げんかをした」「友人と仲直りをしたい」などのごく日常的な問題から、「頭痛や腹痛に悩まされている」「周囲の目が気になる」「自分の性格を変えたい」などの深刻な問題まで、実にさまざまな相談がありました。

人それぞれに、悩みの深さや大きさはさまざまですが、どの人も、その人なりに悩みを克服してくれています。要はどんな問題であれ、抱えている問題と向き合うことを恐れてはいけないということです。ほんの少しの勇気を持って、相談室のドアをノックして下さい。

電話相談と土曜来談(保護者用)

  • 暁中高相談室では、不登校(あるいはその傾向のある)生徒を対象に、学校復帰を目指した集団適応能力向上のための指導を行なっています。
  • 保護者の方と十分な連絡取りながら、家庭訪問や相談室来談等を通じて、定期的に教育相談を行なっています。
  • 教育相談主任(心理カウンセラー上級認定)が養護教諭との連携により、臨床心理士や精神科医の指導、助言を受けながら、生徒本人に直接カウンセリングを行ないます。
  • 毎週金曜日にスクールカウンセラー(臨床心理士)が来校し、生徒本人への直接カウンセリングや保護者へのコンサルテーション(助言)を行ないます。
  • スモール・ステップ方式の導入により、生徒自身のペースを尊重した、無理のない学校復帰・教室復帰を目指します。
  • 相談室登校では、情緒の安定をはかるためのカウンセリング、基本的な学力保障のための学年別教科学習等を行ないます。
  • 学校復帰が困難な場合でも、相談内容に応じて、各種相談機関や医療機関と連携をとりながら、さまざまな支援を行ないます。
  • もちろん、守秘義務は徹底されます。

スクールカウンセラー来校!(生徒・保護者用)

本校ではスクールカウンセラーとして臨床心理士の磯部あゆみ先生が来校し、生徒のみなさんや保護者の皆様に、カウンセリング(支援)やコンサルテーション(助言)を行なっています。毎週金曜日、朝9時50分から夕方5時10分まで、1セッション50分です。完全予約制になっていますので、担任の先生・相談室の後藤先生・保健室の樋口先生にお申し込みください。

  • 磯部先生からのメッセージ
    1年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。4月は、在校生、新入生ともに、新しいことがたくさんあります。刺激的でワクワクの毎日でしょうが、ワクワクがドキドキ、緊張、心配、不安になる場合があります。もし、友だち関係や勉強のこと、自分自身のことなど、気がかりや悩みがあれば、友だちやおうちの方、先生方に話してください。そして、スクールカウンセラーにも相談してください。友人関係、勉強のことなど、”こんなこと誰にも言えない・・・”と一人で悩まずに、ちょっと勇気を出して、相談してください。保護者の方の相談もお受けできますので、是非ご利用ください。

相談室Q&A(生徒・保護者用)

Q1 相談室ってどこにあるのですか?

A棟1階の購買部と保健室の間にある小さな部屋です。体育館への移動の時に気づいた人も多いと思います。「在室/不在」の表示板が目印です。

Q2 相談室ってどんな部屋ですか?

室内には応接セットがあり、観葉植物に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと話をすることが出来ます。心理学系の書物もたくさんありますので、興味や関心のある人は遊びに来てネ!

Q3 どんなことを相談できるのですか?

勉強のこと、クラスのこと、友達のこと、先生のこと、クラブのこと、進路のこと、家族のこと、自分のこと・・・人間の悩みというものは、実に十人十色です。

Q4 どれぐらいの人数が来室していますか?

大体、1か月に10人ぐらい、1学期に30人ぐらい、ということは、1年間に100人ぐらいでしょうか。好奇心旺盛な人が「ただ、何となく・・・」中をのぞくケースもありますが。

Q5 相談はどのようにして申し込むのですか?

相談室は原則として、朝8時30分から午後5時まで開けていますので、直接来室して下さい。まずどんなことで相談したいのかを確認し、相談日と時間を決めることになります。

Q6 相談の時間はどれぐらいですか?

1回の相談時間は45~50分です。集中して考えられる時間が大体それぐらいだからです。さらに時間が必要な場合は、次回の相談日時を決めます。時間をおくと考えが深まるというケースも多いのです。

Q7 秘密は厳守されるのでしょうか?

相談室で話された内容は、秘密厳守です。カウンセリングには守秘義務があるからです。もちろん、言いたくないことは言う必要はありませんし、質問に答えたくなければ答える必要もありません。

Q8 相談室の先生ってどんな人ですか?

心理カウンセラー上級の認定を受け、現在も1か月に1回,カウンセリングのトレーニングを受けています。普段は授業(国語)を受けもっていますので、国語の質問をしに来てもらっても構いませんヨ。名前は後藤学(ごとうまなぶ)です。

Q9 スクールカウンセラーの先生がお見えになると聞いたのですが?

毎週金曜日に臨床心理士の磯部あゆみ先生にご来校いただき、みなさんの相談に乗っていだだいています。相談を希望する人は担任の先生か相談室の後藤先生または保健室の樋口先生に申し込んで下さい。

そうだんしつだより(生徒用)

ねむることのたいせつさ

昨日は何時間眠りましたか?ナポレオンは3時間、アインシュタインは10時間と、人それぞれ長短はあるにせよ、1日に必要な睡眠時間は、大体7~8時間であると言われています。特に中学生や高校生にとって、眠るという営みは大切な”生きる手段”です。

寝る子は育つと言いますが、熟眠時に成長ホルモンが大量に分泌され、成長期の子どもの背を伸ばし、筋肉を肥やします。でもそれだけではありません。睡眠の重要な役割として、脳を創る、脳を育てる、脳を守る、脳を修復する、脳をよりよく活動させるという働きがあります。つまり脳はいわば司令塔なので、不眠は心と体をだめにしてしまうのです。

睡眠の時間だけでなく、時間帯や眠りの質も大切です。例えば、同じ睡眠時間で、明暗のはっきりした、メリハリのついた環境で、規則正しい寝起きをしていればよいのですが、夜中も蛍光灯などの明るい光を浴びたり、朝になっても暗い部屋で朝寝をしたりすると、生活リズムを整えるために大切な役割を果たすホルモン(メラトニン)の分泌が妨害されてしまい、体内時計が崩れてしまいます。

どんな生物でも、犬や猫や鳥や虫ですら、時計のない世界の中でも規則正しい生活を送っています。ところが最も規則正しい生活を送れるはずの人間が、夜遅く(朝早くと言ってもよい)までパソコンやゲームと向かい合っているうちに、体内時計を徐々に崩していくのです。体内時計が崩れてしまうと、昼間の覚醒レベルや作業能力が低下し、食欲不振や胃腸機能の変調などの身体症状とともに、脳機能の低下をきたします。

脳機能の低下は、人間の持つ積極的で前向きな免疫力を低下させ、イライラしたり、クヨクヨしたりするストレスの原因であるホルモン(コルチゾール)の分泌を促し、やがて不眠を招くことになります。
眠れないことが悩みとなり、悪循環に陥ってしまわないうちに、規則正しい生活リズム(食事・排泄)と睡眠時間の確保を心掛けてほしいものです。

  • 理想的な睡眠時間:7時間30分(±30分の誤差はOK)
  • 理想的な睡眠時間帯:午後10時30分~6時(±30分の誤差はOK)
    ⇒ノンレム睡眠の周期は90分なので、90分単位で目覚めるようにすれば爽快に。

夜ふかしと問題行動

「理想的な睡眠時間は7時間30分、理想的な就寝時刻は午後10時だと言われても、そんな時間に寝ている高校生なんかいない。イマドキの小学生でも11時や12時はザラだ」などという声が聞こえてきそうですが、今「夜ふかし」や「朝食抜き」と「キレる子」との相関関係がクローズアップされているのをご存じでしょうか。

夜ふかしは睡眠不足はもちろんのこと、不健全な食習慣やメラトニンの減少を誘因し、肥満や高血圧、糖尿病や老化、ガン化を促進する一方で、脳機能低下によるセロトニン活性の低下が、感情コントロール困難をきたし、キレる子をつくることが、科学的に立証されているのです。反社会的問題行動、非社会的問題行動の背景には「不眠」があります。

宿題で夜遅くなるのであれば、それは仕方のないことかも知れませんが、それ以外の無駄な時間(パソコンのメールやゲーム、テレビや漫画など)で夜ふかしをしている現状があるのなら、即刻、生活習慣を改善し、発展途上にある大切なあなたの脳を、自らの手で守っていかなければなりません。


(岩波ブックレットNo.621「眠りを奪われた子どもたち」より)