1人1台利用できるグローバルルーム(コンピュータ室)や、全教室へのブロードバンド回線の完備や校内全域でWiFiに繋がるなど充実した環境を構築しています。
1年生から情報教育の正課(ピュータと称しています。)を特設し、表現力や情報モラル、メディアリテラシーの育成に努め情報化社会で活躍できる能力の育成に努めています。またプログラミング的思考を習得すべく、1年生からの体系的なプログラミング教育を試行実践しています。
3・4年生では、総合的な学習の時間を活用し、学習を進めます。5・6年生は、教科や特別活動の中で実践します。

テレビ会議システムを活用した教育

暁小学校の情報教育の大きな柱にテレビ会議システムの活用による学校間交流があります。 テレビ会議の目的は、日常的な授業とは一線を画するテレビ会議という特殊な環境を設定し、伝える相手がいるという相手意識を際立たせて学習やまとめに取り組むことで、相手に伝わる表現の工夫を意識的に実践できることや、離れた場所にいる相手に如何に自分の考えや学びを伝えるかを考えて取り組めること、また相手の発表から相手の思いや考えを斟酌する力など言語活動を充実させ、情報活用能力とプレゼンテーション能力,コミュニケーション能力の育成にあります。
また、他地域との遠隔地交流の中で多面的で多様な視点を育成し、比較の中で自分たちの生活を振り返る取り組みにもなっています。テレビ会議という特殊な環境は、否が応でも「聞き合い、話し合い、学び合う」関係づくりを、子ども達や教師が意識して取り組まないと成功しない環境であり、情報教育がめざす子ども達の情報活用能力の育成のみならず、よりよい人間関係を構築する上で重要なコミュニケーション能力の伸長にも効果をあげています。

テレビ会議カリキュラム

学年 相手校 内容 スナップ
5年生 ・被爆2世の山村さん 平和学習
・チェコの小学校
・フィンランドの小学校
英会話交流

ユネスコ学習(国際理解教育・人権教育・情報教育)

もう1つの柱として、学校で身につけたスキルや能力をどのように社会に役立てて活用するか、そのひとつの実践として6年生ではユネスコ活動に取り組んでいます。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」(UNESCO憲章前文より)というUNESCO憲章の趣旨は、人びとの心に共鳴し、ユネスコ活動の原点となっています。これは学園綱領「人間たれ」に通じる理念です。また、総合的な学習の時間のねらいは、横断的・総合的な学習や探究的な学習を通して、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに、学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的に創造的に、協同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにすることにあります。

このような観点で6年生が取り組む「ユネスコ・世界寺子屋運動リーフレット制作プロジェクト」は単に情報活用能力の育成といった情報教育のねらいを達成させる範疇に収まるものではなく、人権教育、国際理解教育、平和教育、キャリア教育などを横断する人間力を育成する実践となっています。
世界寺子屋運動は学びたくても学べず読み書きなど生活の基盤が築けない子ども達を支援し、学びの場(寺子屋)を建設、運営する運動です。毎年ユネスコ協会よりゲストを招き特別授業を行ったり、回収した書きそんじハガキや制作したリーフレットを寄贈し、ユネスコ協会より感謝状を頂いています。
これまでの15年間の支援活動により、16棟の寺子屋がカンボジアやインドに建設され、現地のNGOによって適切に運営されています。

  • 以下の写真はカンボジアのソニコム郡タヤックコミューンタヤック村に建設した寺子屋と、正面に設置された「Akatsuki Elementary School」と校名が入った銘版です。

授業でのICT活用

より分かりやすく理解が進む授業、子ども達が意見を発表したり、議論を活発に行う中で、思考力、判断力、表現力を育成する授業、ICTを効果的に活用してそのような授業を実現する研究に取り組んでいます。子ども達が手元に持っている教科書や資料をプロジェクタや電子黒板で拡大表示するだけでも、授業デザインは非常に豊かに変化し子ども達の思考が促され授業の活性化に効果があることが明らかになっています。