理事長挨拶

学校法人暁学園は、1946(昭和21)年、敗戦による世相の混乱と思想の混迷の中で、「文化国家の建設は、次代を担う国民の教育の振興にあり」との熱き信念のもとに創立され、以来半世紀以上に亙って、学園綱領「人間たれ」に基づき、心豊かな人間の育成に取り組んでまいりました。この間には、時代の変遷に伴い幾多の困難がありましたが、多くの方々のご協力、ご支援をいただき、1988(昭和63)年に四日市大学を、2007(平成19)年には四日市看護医療大学を設立し、2011(平成23)年に同大学大学院を開設しました。よって、ここに幼稚園から大学(大学院)までを擁する県下唯一の総合学園を完成するに至りました。

建学の精神「人間たれ」の教育の具現化は、初等教育階梯では、自然に親しみ、自然の事象を学ぶことを基本において、知・徳・体の調和のとれた人間としての基礎を築き、中等教育階梯では、社会の変化に自ら対応できる人間の形成を目指し、豊かな知性、逞しい体力、健やかな徳性を養い、その中で自己の特性を見出し、それを自ら伸長させる能力を会得させています。また、高等教育階梯では、学問を究め、生活経験を通して自らの課題の解決に力を注ぎ、次世代の課題に自らの思考で創造し、対応することの出来る人材の育成を目指しております。いずれにつきましても園児・児童・生徒・学生一人ひとりが持つ個性や能力を尊重し、調和のとれた全人的な人間の育成に努めております。

今、学園に集う園児・児童・生徒・学生諸君が活躍する舞台は、情報化、国際化の進展によるマルチメディアの時代であり、そうした社会的変貌に通用し活躍し得る人材が求められています。しかしどのような時代が到来しようとも、根底に厳然と存在するものは、「人間」であることです。今後も科学は躍進的に進歩し、人々の幸福を願って恒久的に進展していくことでしょうが、人間の知恵と心のバランスがさらに必要となり、今まで以上に心の豊かさ、人としてのやさしさを持ち、主体的に判断し、自主的に行動できる人格がより一層求められてくることでしょう。学園創立60周年を経て、今後も更に教育内容や施設設備等の教育環境の充実を図り、新たな決意をもって建学の精神の原点に立ちかえり、その具現化に努力していく所存であります。

学校法人暁学園 理事長 宗村南男

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